「甘いものがやめられない」「甘いものを食べないとイライラしてしまう」とお困りのママはいませんか?
それはご自分の意志が弱いせいではありません。甘いものがやめられないのには理由があるのです。
「甘いものをやめることなんてできない!」と思うママも、その原因と脱却法を知れば、きっと甘いもの依存から卒業できますよ。
1.気づかないうちに甘いもの依存におちいっている女性は意外と多いです
ある調査によると、甘いものを「ほぼ毎日」食べているという女性は、男性が約2割なのに比べ、じつに4割以上となっています。
別の調査では、「健康にある程度気を遣っている」人の中でも、「健康によくないとわかっていても、なかなかやめられないもの」として「甘いもの」と答えている人は49%。約半数の人が、よくないとわかっていながらやめられないという現状が見えてきます。
こちらは、甘いもへの依存度チェックです。多く当てはまっているから「依存症」というわけではないですが、今のご自身の状態を知る上でも、気楽に確認してみてください^^
甘いものへの依存度チェック
□ スイーツを食べていると至福を感じる
□ 毎日おやつを食べている
□ コーヒーと甘いものはセット
□ いつもおやつをストックしてる
□ 食べる量や回数が増えている
□ イライラするとつい甘いものを食べている
□ 甘いものを食べられないとイライラする
□ 甘いものをやめようと思っても食べてしまう
□ 病気になってもいいから、甘いものは食べたい
いかがでしたか?
1つ当てはまるくらいなら、甘いものに依存してはいないでしょう。2個以上当てはまるというママは、甘いものに依存している可能性があります。
2.甘いもの依存が起きる体のメカニズム
なぜ、私たちは甘いものに依存してしまうのでしょうか。それには、甘いものと体の仕組みが関係しています。
甘いものを食べた後、私たちの脳では快楽物質とも呼ばれる「ドーパミン」という物質が分泌されます。ドーパミンが出ている間は幸せな気持ちになるのですが、これは長くは続きません。
効果が途切れたときにまたドーパミンを分泌させるために、「甘いものを食べたい!」と思ってしまうのです。
「甘いものを食べて幸せな気持ちになる→ドーパミンの分泌が止まる→また甘いものが食べたくなる」という状態を繰り返すことで、だんだん「甘いものを食べないとイライラする」という依存におちいってしまうのです。
また、甘いもの依存は、血糖値の上がり下がりとも関係があります。
甘いものを食べると、血液中のブドウ糖の数値を表す血糖値が急激に上昇します。そして急激に上昇した血糖値を下げるために、インスリンが大量に分泌され、血糖値は一気に下がります。
血糖値が下がっていることを「低血糖」といいますが、このとき体は血糖値が低いことを危険と感じます。そしてまた血糖値を上げるために、「甘いものを食べたい!」と思ってしまうのです。
さらに低血糖の時はアドレナリンなどのホルモンの分泌量も増え、イライラや不安感を増大するといわれています。ドーパミン切れも重なり、ますますイライラ!=甘いものが欲しい!!という状態に、体がなってしまっているのです。
これが、甘いもの依存の原因です。
「甘いものから卒業するなんてつらそう・・・」と思ったママ、無理なく甘いものから卒業する食べ方がありますよ。
3.無理なく我慢せず甘いもの依存から卒業する食べ方
甘いもの依存から無理なく卒業する方法、それは、普段の食事で、ごはんをしっかり食べる!ことです。
「ごはんは甘いものと同じ糖質じゃないの?」と思うママもいるかもしれませんね。
甘いものを含め、糖質は私たちが元気に生きていくうえで欠かせない栄養素。
食事で糖質が欠けてしまうと、どこかで補おうとして、結果的に甘いものを食べることにつながってしまいます。
ごはんは、私たち日本人が昔から食べてきた、体なじみの良い食材。同じ糖質のパンや麺類、砂糖たっぷりの甘いおやつに比べて、ごはんを食べたときの血糖値の上昇は緩やかなので、低血糖になって「甘いものが欲しい!」とは、なりにくいですよ。
さらに、甘いものから卒業するには、ごはん以外にも毎日の食事のバランスを整えることが大切です。おすすめのバランスは、「主食(穀物):副菜(野菜、海藻類):主菜(魚、肉類)=5:2:1」。
この割合は、私たちの歯の数をあらわしています。具体的には、ごはんなどの穀物をすりつぶす臼歯が20本、野菜や海藻を噛み切る切歯が8本、魚やお肉などをかみ切る犬歯が4本となっています。この歯の数の割合が、私たちに一番合う食べ方を示しているのです。
私たちの体に合ったバランスを意識して食事をとると、必要な栄養がしっかり摂れ、体も心も満たされます。そして、自然に甘いものを欲することがなくなるのです。
☆どうしても甘いものがやめられない!そんなママにおすすめの調理法☆
「おやつをやめるのはハードルが高い・・・」というママには、普段の料理を「重ね煮」で作ってみることをおすすめします^^
重ね煮は、上の図のように食材を順番に重ねて調理することで、食材のうまみを最大限に引き出す調理法。だから、砂糖を使わなくても食材の甘みで十分おいしくできるのです。
普段の料理から砂糖をなくせば、少しの積み重ねではありますが、摂取量は確実に減ります。そこから砂糖の依存もやわらぎ、自然とおやつの量も減らしていくことができますよ。
甘いもの依存から卒業すると、
・イライラしない
・体のだるさがなくなる
・頭痛がしなくなる
・疲れにくくなる
・肌がきれいになる
など、メリットがたくさん!
逆に甘いものに依存したままだと、
・糖尿病
・動脈硬化
・脳卒中
・心筋梗塞
・認知症
と、大きな病気につながることもあります。
「甘いものを全く食べてはいけない」というわけではありませんが、「毎日甘いものを食べているなぁ」というママは、ぜひ今回お伝えした食べ方を実践して、無理なく甘いもの依存から卒業してください^^
執筆者
重ね煮リサーチャー 杉本 かよ
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