咳、熱、のどの痛みが辛い・・・
寒い冬の風邪、なんとか早く治したい。風邪を治すためには、暖かくして休息し、体を回復させることが大切です。そして、あわせて気をつけたいのが食事。風邪気味かな、と思った時の食事の考え方と、体に優しい、風邪をひいた時に回復を助けるポタージュスープをご紹介します。
風邪を治すためには、まずは胃腸を休ませる
「風邪をひく」というのは免疫力が下がり、ウイルスに打ち勝つことができない状態です。
体を回復させることにエネルギーを集中させることが、風邪をこじらせず、早く治すために大切なことです。
免疫機能の約70%が、腸内に密集しているといわれています。腸は口とつながっているため食べ物だけでなく、病原菌やウイルスが入りこんでくる危険性が高く、これらに打ち勝つ機能が集結しているのです。
つまり、免疫力が下がっている=胃腸が弱っている時。胃腸を休めて体を回復させることを第一に考えたいですね。
風邪の回復のために気をつけたい食事のポイント2つ
胃腸を休めて風邪を回復させるための食事とは何でしょうか? 気をつけたいポイントは次の2つです。
1、食事の量を減らす
食事で一番大切なことは、食べ過ぎないことです。食べ物を消化、吸収するにはエネルギーを使います。
体を回復させるために、エネルギーを集中させたいので、普段の食べる量の半分位と、まずは量を減らすことをおすすめします。
2、胃腸の働きを助ける食事
とろとろとしたおかゆや、ポタージュスープなど、はじめから吸収されやすい形状になった食事をとることで、負担をかけずに、胃腸の働きを助けてくれます。
また、食べ物が胃の中に停滞する時間は、種類により異なります。日々の食事として食べる物を例にとってみると、炭水化物→タンパク質→脂質の順に長くなります。これは消化するための時間の長さによるものです。
●炭水化物(ご飯・パン・麺)・・・2~3 時間
●タンパク質(魚・肉・卵・豆腐)・・・4~5 時間
●脂質(油分)・・・7~8 時間
脂質(油分)を含まない食事が負担をかけず、風邪の回復に大切です。
風邪の回復を助ける、重ね煮で作るかぶのポタージュレシピ
胃腸の働きを助ける、脂質(油分)を含まない、野菜を使った重ね煮ポタージュレシピをご紹介します。
秋~冬に旬を迎える、かぶを使ったレシピです。
<材料と作り方>
※重ね方:きのこが一番下、玉ねぎが一番上です。
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玉ねぎ 200g・・・うす切り
じゃがいも 60g ・・・いちょう切り
かぶ 150g ・・・いちょう切り
きのこ 50g ・・・ほぐす
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水 3カップ
塩 小さじ1
こしょう お好みで
1、鍋に、きのこを一番下、順に上の図のように材料を重ね、2カップの水を加えたら、フタをして中火にかける。
2、湯気が出たら弱火にし、野菜がやわらかくになるまで煮る。
3、小さじ1/2の塩を加えてミキサー(ブレンダー)にかけ、1カップの水、残りの塩、(こしょう)で味をととのえる。
☆塩は、天然塩を選ぶのがおすすめです。理由はこちらの記事をご覧ください。
いかがでしょうか。
さまざまな野菜を使った胃腸に優しいポタージュスープ。
風邪を回復させるために、まずは、食べる量を減らす。そして、食べることにエネルギーを使わないような食事がポイントです。
ぜひ試してみてくださいね。
執筆者
重ね煮リサーチャー 高田 聖子
高田聖子
毎日の食事作りが億劫で苦手。アトピーや冷えなどの体調不良も、さまざまな健康情報を試すもなかなか改善しない。離乳食作りの大変さに藁にもすがる思いで出会った重ね煮。そんな私が、毎日無理なく続けられ、笑顔の毎日が送れるようなった重ね煮の知恵をお届けします。
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