子供の好き嫌い、偏食

2歳児の偏食に!!頑張りすぎないおすすめ対処法

子育てをしていると、子供の食事に関わる悩みはつきませんよね。

離乳食の時期には何でも好き嫌いなく食べたのに、2歳を迎える頃から急に偏食が見られるようになったお子さんも多いのではないでしょうか?2歳児偏食の原因と今日から取り入れたい偏食への対応のポイントをお伝えします。

 

1、2歳児の約50%は偏食?

偏食とは「ある特定の食品に対する好き嫌いがはっきりしていて、しかもその程度が大きい場合」のことを言います。例えば、魚が嫌いであっても肉や卵、大豆製品などを食べられると言ったようにある特定の食べ物が嫌いであっても代わりとなる食品を食べることができれば、栄養面では問題はありません。

でも、親としては、子供には偏食することなく、何でも食べて欲しいですよね。2歳近くになると50%もの幼児に偏食が見られ、2歳から5歳の幼児期の子供を持つ親の3人に1人が、子供の偏食に悩みを持っているとの厚生労働省の調べがあります。

 

2、2歳児で偏食が見られるようになる理由

離乳食期には何でも食べたのに2歳前後になると急に偏食の傾向がみられる理由は理由は3つあります。

1、心の発達段階として自己主張がはっきりしてくる
2、食べる能力が発達してくる
3、味覚が発達しきっていない

1、心の発達段階として自己主張がはっきりしてくる

2歳前後になると自分の感情や意思を言葉で伝えようとし始めます。食べ物についての好き嫌いをはっきり言うようになり、嫌いなものを拒否する態度を示します。

 

2、食べる能力が発達してくる

離乳食期には「食べ物を飲み込むこと」が食事の中心でしたが、2歳前後になると「食べ物を味わう」という食事に変化していきます。それにより、「これは美味しい」「これは美味しくない」という判断ができるようになって好き嫌いが始まります。

 

3、味覚が発達しきっていない

食べる能力が発達する一方で、2歳前後ではまだ食事の経験が少なく、味覚はまだまだ大人ほどに発達していません。その為、初めて目にするものや馴染みのないものに対して警戒心を抱きます。特に1歳すぎから2歳頃をピークにこの警戒心が強まると言われています。

2歳前後から偏食の傾向が見られるのは成長の証でもあり、ごく自然なことなのですね。

 

3、今すぐ始めたい!!2歳児の偏食対応

親が子供に好き嫌いなく、何でも沢山食べてほしいと願うのは、子供のことを考えてのこと。

子供が嫌いな食べ物を刻んで何かに混ぜたり、味付けを変えたりと食事の内容を工夫することも大切。ですが、「食べさせよう」の前に、「楽しく食べる」ことを優先してみましょう。

・パパとママが楽しく食べる
・親子でクッキング
・野菜のクセを感じさせない重ね煮を取り入れてみる

など、食事の時間の過ごし方に加え、普段から食べることや食べ物に親しみを持てるような働きかけも食への関心を持つきっかけとなり、「楽しく食べる」に繋がりますよ。

我が家の娘は今でもどちらかと言えばにんじんは苦手。無理矢理食べさせることはしませんが、懲りずに食卓には出し続けています。

苦手な食べ物を無理矢理食べさせることは、苦手な食べ物により敏感になり、偏食を悪化させる可能性があるため避けた方が良いとされています。ですが、食卓に出し続けるのは、いつ、娘の「食べてみよう」が訪れるかわからないから・・・そして、日常的に臭いや形、色に触れることで、苦手な食べ物を身近に感じることで警戒心を解くことに繋がるとされているからなのです。

 

ある日娘にDVDを見せていると大好きなキャラクターが、音楽に乗ってにんじんを調理。美味しそうに食べる場面がありました。すると、その夜の食事に入っていたにんじんをパクリ。大好きなキャラクターがにんじんを楽しく調理し、美味しく食べる様子が、娘の「食べてみよう」のきっかけを作ったのではないのかな?と思っています。

 

偏食の要因は単純ではなく複合的な要因や個性、個人差があります。イヤイヤ期真っ只中の2歳児偏食に向き合うことは大変なこと。親の思うようには進まず、時にはイライラしてしまうこともあると思います。

そんな時こそ、まずは楽しく食べることに立ち返ってみてくださいね。思わぬところに、子供の食べてみようのきっかけが潜んでいるかもしれませんよ。

私自身、まだまだ娘の育児の真っ只中。再び偏食が訪れても、いつか食べるようになるだろうとどんと構えて、家族で楽しい食卓を囲みたいと思います。

執筆者 重ね煮リサーチャー かたのりこ

 

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かたの りこ

かたの りこ

<専門分野>女性特有のお悩み、乳幼児(食と健康等)、食育
長年の不妊治療を経て、私たちのもとにやって来てくれた娘。重ね煮との出会いは娘の離乳食。その裏には食生活の改善があります。食の大切さを痛感。 “私と同じように悩む方のお役に立てたら....”との想いで、1人目育児、日々のワンオペの実体験を踏まえたお役立ち情報をお届けします。 ママと家族の健康と笑顔のために。ママが一人の女性として輝けるように。

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