料理をする時間がない!とお惣菜や、冷凍食品に頼る毎日に、家族の健康を考えると、これでいいのかな?と思うことはありませんか。
健康を守ると聞くと、難しく感じがちですが、忙しいママでもできる方法があります。
今日は、「簡単で時間がかからない基本の献立-ごはんと食べる味噌汁」について、お伝えします。
健康な体は食べたもので作られます
健康とは何でしょうか? それは、「心身ともに健やかな状態であること」です。
私たちの体は、食べたものでできています。体を作るための栄養素が、過不足なく働くような食べ方ができていれば、特別なものは不要です。体に必要な栄養素と、簡単献立「ごはんと食べる味噌汁」で良い理由についてみてみましょう。
健康を守るために必要な栄養素とは?
人の体は、3つの栄養素から作られています。
1)エネルギーになるもの
2)体をつくるもの
3)体の調子を整えるもの
1つずつみてみましょう。
1)エネルギーになるもの・・・炭水化物と脂質
炭水化物(糖質)は、車に例えると、体を動かすガソリンの役割です。眠っている時でも動いている臓器など、生命を維持するために欠かせない栄養素です。
お米は、古くから日本人の主食であり、日本人の腸に合い、パンや麺類よりも体に負担をかけにくいものです。
2)体をつくるもの・・・・タンパク質、ミネラル、脂質
タンパク質は、筋肉、臓器、皮膚、骨、毛髪などの体を作る主要成分です。これらを形成するのは、20種類のアミノ酸。その内、9種類は必須アミノ酸と呼ばれ、食事からしか摂取できません。
大豆には、この必須アミノ酸が含まれています。そのままだと、繊維質も多いため栄養素の吸収率が悪い大豆ですが、味噌や醤油は、製造過程の中で発酵させることにより、栄養分がアミノ酸レベルまで分解され、吸収しやすい形になっています。
3)体の調子を整えるもの・・ビタミンとミネラル
ビタミンとミネラルは、体温調整や、神経の働き、体の状態を一定に保つために大切な役割を担います。
味噌汁で使う野菜は、ビタミン、ミネラルの宝庫。さまざまな種類の野菜をとり入れることで、不足しがちな、栄養素を補うことができます。
ごはんと味噌汁は、上記3つの健康を作るために必要な栄養素を含むのです。
簡単!「ごはんと季節の食べる味噌汁」で家族の健康はお任せ
味噌汁は、中の具材を変えるだけで、バリエーション豊富になります。季節の野菜を重ねて入れることで、季節に沿った体作りが自ずと叶います。重ね煮で作る味噌汁は、味噌まで重ねてつくり、面倒な出汁取りも不要です。だから時短なのです。
冬に旬を迎えるものが多い根菜は、体を温める働きがあります。冬の寒さを乗り切ることができる、根菜の重ね煮味噌汁をご紹介します。
10分で作れる!根菜の重ね煮味噌汁
【材料と作り方】(作りやすい分量 5人分)
(鍋の下側がこんにゃく、上側が味噌です)
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味噌 60g
油揚げ 半分 ・・・ 短冊切り
ごぼう 20g ・・・ ささがき
人参 30g ・・・ いちょう切り
里芋 100g ・・・ 乱切り
大根 100g ・・・ いちょう切り
白菜 80g ・・・ 短冊切り
こんにゃく 60g ・・・ 短冊切り
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水 3カップ
ねぎ 1本・・・小口切り
1. 鍋に図のように材料を重ねて、水をひたひたまで加えて、フタをして約3分中火にかける。(味噌の下ぐらいまで)
2. 湯気が出てよい香りがしたら弱火にし、約6分にて、野菜がやわらかくなるまで煮る。
3. 残りの水を足して味を整える。
☆味噌まで重ねるのがポイントです。
1つの鍋に、切った野菜を陰陽の順番に沿って味噌まで重ね入れて、火にかけるだけ。毎日無理なく続けられます。
時間がないママでも、「ごはんと食べる味噌汁」があれば、健康が時短で叶う!毎日のごはんで家族の健康を守りましょう。
執筆者
重ね煮リサーチャー 高田 聖子
高田聖子
毎日の食事作りが億劫で苦手。アトピーや冷えなどの体調不良も、さまざまな健康情報を試すもなかなか改善しない。離乳食作りの大変さに藁にもすがる思いで出会った重ね煮。そんな私が、毎日無理なく続けられ、笑顔の毎日が送れるようなった重ね煮の知恵をお届けします。
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