大豆イソフラボンを摂ろう！と毎日豆乳を飲んでいませんか？
美容や健康に良いと言われる大豆ですが、その摂り方には注意が必要。間違えた摂り方をするとかえって不調を招く恐れがあるのです。体に負担をかけずに大豆を食事に取り入れる方法をお伝えします。
豆乳を飲めば美肌になれる？
大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするため、女性の美容や健康に良いと言われています。美肌作用のほかにも、PMS（生理前症候群）の緩和、更年期障害や骨粗しょう症の予防など、さまざまな効果が期待されています。
大豆を手軽に摂る方法として、豆乳を毎日飲んでいる、という方も多いのではないでしょうか？私も以前は肌荒れの改善や健康のためにと、出勤前にコンビニで豆乳を買って会社に着いたら飲む、ということを日課にしていました。さまざまな豆乳飲料が出ているので、選ぶのも楽しいですよね＾＾
ですが、大豆は栄養価が高い反面、とても消化しづらい、というデメリットがあります。毎日飲み物がわりに豆乳を飲んでいるとしたら、胃腸に負担がかかり、かえって肌荒れを悪化させてしまう可能性もあるのです。
摂り方次第では肌荒れが悪化？
大豆のデメリット
大豆の一番のデメリットは、先ほどもお伝えした通り、とても消化しづらい、ということ。豆乳だったら液体だし飲みやすいから大丈夫なのでは？と思うかもしれませんが、豆乳の主成分はタンパク質。飲み物として見た時に、やはり消化に良いものとは言えません。
さらに、豆乳には体を冷やすというデメリットもあります。もともと大豆は体を冷やす性質を持った食べ物なのですが、大豆から食物繊維が取り除かれた状態の豆乳は、より体を冷やす性質が強くなっているのです。
体の冷えは胃腸の冷えにつながります。その結果、消化機能や代謝が落ち、体のバランスを崩してしまう恐れもあるのです。特に、冷え性、貧血気味、生理痛がひどい方は体調の悪化につながりやすいので、注意が必要です。消化機能や代謝が落ちれば、もちろん健康な肌を作ることもできないのですよね。
かつて私が豆乳を毎日飲んでいた時のことを思い返してみても、肌が綺麗になった！健康になった！という実感を得ることはなく、むしろ、飲んだ後にはなんだかお腹が張っているように感じました。体は正直。胃腸に負担がかかっている、というサインを出してくれていたのです。
なので、肌に良いから！健康に良いから！と信じて毎日豆乳を飲むのではなく、デメリットを知った上で、少量を料理に使ったり、嗜好品としてたまに飲む、というように捉え方を変えてみることをおすすめします。
ここまで大豆や豆乳のデメリットを書いてきましたが、大豆は昔から「畑の肉」とも言われるように、高タンパク低カロリーの栄養価の高い食材。体に負担をかけない摂り方をすることで、デメリットが抑えられ、逆にメリットをしっかりと発揮してくれます。
では、その方法とは？
体に負担をかけない！
美肌を作る大豆の摂り方
体に負担をかけない大豆の摂り方はとっても簡単。大豆を発酵させて作った味噌や醤油を料理に使う、ということ。私たち日本人が昔から慣れ親しんできた大豆の摂り方です。先人たちは、消化しにくい大豆を微生物のチカラをかりて発酵させ、体に吸収しやすい形に変えて取り入れてきたのですよね。
もし肌荒れ改善のためにと毎朝豆乳を飲んでいるとしたら、それを野菜をたっぷり入れたお味噌汁に変えてみませんか？野菜の食物繊維も味噌などの発酵食品も腸の大好物。腸が整うことで、体の調子も肌の調子も良くなっていきますよ＾＾
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いかがでしたか？
どんなに体に良いと言われるものも、摂り過ぎは害になることがあります。メリットばかりに注目するのではなく、デメリットを知った上で、体に負担のかからない摂り方をしていきたいですね。
執筆者
重ね煮リサーチャー 丸 佐和子
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丸佐和子
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