古くから日本人の食卓に欠かせない「味噌汁」でも、味噌汁の具はいつも決まっていて、 マンネリになりがちではありませんか?
簡単、おいしい!、そして子供も完食する春のお味噌汁レシピ5選をお届けします。
味噌汁がマンネリになってしまう理由はこれ!
味噌汁は、「出汁」と「2~3種類の食材で作る」というものだと思っていませんか?
「わかめ」と「豆腐」、
「油揚げ」と「大根」、
「玉ねぎ」と「じゃがいも」、
「キャベツ」と「もやし」、
「なめこ」と「ネギ」・・・。
出汁の香りと味を楽しむものと考えると、具材は出汁を邪魔しないシンプルなものとなり、定番化してしまうかもしれません。
定番化=マンネリになりがちです。
季節ごとの食材の「組み合わせ」でマンネリ脱却!
出汁で食べずとも、様々な食材を組み合わせることで、自然とおいしい味噌汁になります。
いろいろな野菜の組み合わせで、味噌汁の味わいが変わります。季節の野菜を種類に分けて組み合わせることで、バリエーション豊かな味噌汁が楽しめます。この「季節ならではの野菜」は栄養価も高く、季節ごとの食材を活かした味噌汁は栄養バランスもよくなり、いいこと尽くしです。
春の食材で作る味噌汁の組み合わせポイント
春に旬を迎える食材を、葉物、いも類、根菜と大きく3つに分けたグループから選び、摂り入れると、気軽にバリエーションを増やせます。
葉物は、キャベツ、たけのこ、えんどう豆、アスパラガス、菜の花、新玉ねぎ
いも類は、じゃがいも
根菜類は、人参、ごぼう、れんこん
これらをそれぞれのグループから組み合わせて使うと
食感、香り、味も異なり、バリエーション豊かな味噌汁を楽しむことができます。
簡単、おいしい、子供も完食する春のお味噌汁レシピ5選
鍋の下から順番に重ねることで、食材の持つエネルギーが鍋の中でおいしさのハーモニーとなります。切って、重ねて、火にかけるだけだから簡単、そしておいしい。それぞれの野菜の甘みが引き出されるから、子供も完食。そんな「重ね煮味噌汁」、食べる味噌汁レシピをお届けします。
若竹味噌汁
筍とわかめは春が旬。この春の季節ならではの味噌汁です。
<材料と作り方> (作りやすい量)
※重ね方:筍が一番下、味噌が一番上です。
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味噌 60g・・・・いくつかにわけて一番上に重ね置く
ちりめんじゃこ 大さじ1
油揚げ 1/2枚・・・ 細切り
玉ねぎ 60g・・・・薄切り
生わかめ 30g
たけのこ 100g ・・・ 下茹でしてからいちょう切り
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水 3カップ
木の芽 や みつば 少々
【作り方】
1、鍋にたけのこを一番下にし、順に図のように材料を重ね、水をひたひたまで加えてフタをして中火にかける。
2、湯気が出てよい香りがしたら弱火にし、野菜がやわらかくなるまで煮る。
3、残りの水を足して味を整える。
4、木の芽を添える。
【ポイント】
たけのこは春の風物詩。水煮も出回っていますが、生をお家で茹でたたけのこは甘みが抜群!
<下茹で方法>
たけのこがすっぽり浸かるくらいの鍋にたっぷりのお湯を沸かして米ぬかと唐辛子、たけのこを一緒に茹でてください。
大きさによりますが、45分から60分。
たけのこの根元を竹串でさしてスッと火が通れば大丈夫。
茹で水につけたまま冷まします。
余ったたけのこは、水をはった容器で冷蔵保存。水を毎日取り替えれば日持ちします。
ちりめんじゃこ入り春の重ね煮味噌汁
旬のお野菜たっぷりのお味噌汁。野菜の旨みが甘くておいしい、だから子供も完食です。
<材料と作り方> (作りやすい量)
※重ね方:わかめが一番下、味噌が一番上です。
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味噌 60g・・・・いくつかにわけて一番上に重ね置く
ちりめんじゃこ 大さじ1
油揚げ 1/2枚・・・ 細切り
人参 30g・・・・いちょう切り
玉ねぎ 80g・・・・薄切り
じゃがいも 120g・・・ いちょう切り
キャベツ(ほうれん草) 60g・・・・色紙切り(3cmの長さ)
わかめ 7g・・・・塩抜きしてざく切り
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水 3カップ
青ネギ または みつば 少々
【作り方】
1、鍋にわかめを一番下にし、順に図のように材料を重ね、水をひたひたまで加えてフタをして中火にかける。
2、湯気が出てよい香りがしたら弱火にし、野菜がやわらかくなるまで煮る。
3、残りの水を足して味を整える。
4、青ねぎまたはみつばを添える。
かつおぶしで作る春野菜の重ね煮味噌汁
春キャベツに、新じゃが、新玉ねぎ。春野菜の甘みがたっぷり。かつおぶしで作るので簡単です。
<材料と作り方> (作りやすい量)
※重ね方:キャベツが一番下、味噌が一番上です。
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味噌 60g・・・・いくつかにわけて一番上に重ね置く
かつおぶし 1パック(3g)
油揚げ 1/2枚・・・ 細切り
れんこん 15g・・・・ 薄切り
人参 25g・・・・いちょう切り
玉ねぎ 80g・・・・薄切り
じゃがいも 120g・・・・ひと口大
キャベツ 60g・・・・ざく切り
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水 3カップ
みつば 少々
【作り方】
1、鍋にキャベツを一番下にし、順に図のように材料を重ね、水をひたひたまで加えてフタをして中火にかける。
2、湯気が出てよい香りがしたら弱火にし、野菜がやわらかくなるまで煮る。
3、残りの水を足して味を整える。
【ポイント】
☆みつばを添えるだけで、春の香りに包まれます。しっかりとしたかつおだしの味には、みつばがぴったり。
菜の花とかぶの重ね煮味噌汁
菜の花とかぶ。春のかぶは甘みも強く、菜の花のほろ苦さも他の野菜と調和されてまあるい味になります。
<材料と作り方> (作りやすい量)
※重ね方:菜の花が一番下、味噌が一番上です。
--------------〇-------------------
味噌 60g・・・・いくつかにわけて一番上に重ね置く
かつおぶし 1パック(3g)
油揚げ 1/2枚・・・ 細切り
人参 25g・・・・いちょう切り
さといも 120g・・・・乱切り
かぶ 80g・・・・半月切り
菜の花 60g・・・・3cmの長さ
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水 3カップ
【作り方】
1、鍋に菜の花を一番下にし、順に図のように材料を重ね、水をひたひたまで加えてフタをして中火にかける。
2、湯気が出てよい香りがしたら弱火にし、野菜がやわらかくなるまで煮る。
3、残りの水を足して味を整える。
春の黒胡麻豆乳汁
春野菜をたっぷり使った豆乳汁。豆乳と組み合わせることでまろやかな味わいを楽しめます。
<材料と作り方> (作りやすい量)
※重ね方:キャベツが一番下、味噌が一番上です。
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味噌 60g・・・・いくつかにわけて一番上に重ね置く
油揚げ 1/2枚・・・ 細切り
ごぼう 20g・・・・ささがき
人参 30g・・・・いちょう切り
玉ねぎ 80g ・・・. 薄切り
じゃがいも 120g ・・・ 半月切り
キャベツ 60g・・・・色紙切り
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水 2カップ
豆乳 1カップ
黒すり胡麻 大さじ1
【作り方】
1、鍋にキャベツを一番下にし、順に図のように材料を重ね、水をひたひたまで加えてフタをして中火にかける。
2、湯気が出てよい香りがしたら弱火にし、野菜がやわらかくなるまで煮る。
3、残りの水(あれば)と1カップの豆乳を加えて味を整え、黒すり胡麻を加える
【ポイント】
☆豆乳を加えた後は、煮立たせないように注意してください。
☆胡麻が入ることで、コクと旨みがギュッと詰まっています。白胡麻を使うと、少しマイルドになります。両方楽しんでくださいね。
いかがでしょうか? 季節の食材、旬の食材を使うことで、毎日のお味噌汁もバリエーション豊かに楽しめます。春の季節ならではの「重ね煮味噌汁」で、味噌汁のバリエーションを増やしてみませんか?
冬のお味噌汁のバリエーション3選はこちらをご参考ください。↓
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高田聖子
毎日の食事作りが億劫で苦手。アトピーや冷えなどの体調不良も、さまざまな健康情報を試すもなかなか改善しない。離乳食作りの大変さに藁にもすがる思いで出会った重ね煮。そんな私が、毎日無理なく続けられ、笑顔の毎日が送れるようなった重ね煮の知恵をお届けします。
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