朝晩が涼しくなり、過ごしやすい季節になりました。まだ寒いわけでもないのに手足の冷えを感じ始めるのもこの時期です。1日の寒暖差も大きくなり調子を崩しやすくなりますね。この時期の冷えの原因を理解し、季節の変わり目の今、体の冷えをとり冬に向けて調子を整える食材と食べ方のコツをご紹介します。
寒いわけではないのに手足が冷える「秋の冷え」に要注意
11月に入り、朝晩はぐっと冷え込む日も増えてきました。でもまだ冬の本格的な寒さを感じるわけではないのに、この時期に手足に冷えを感じ始める人はとても多いのです。
この季節の冷えを放っておくと、さらに寒さが増す冬にはさらに状況が悪化し体の不調を引き起こす恐れがあります。
秋の冷えの原因を知り、冷え対策をしっかりして冬を迎える準備をしましょう。
秋に体が冷える理由は夏の疲れと寒暖差
秋に体が冷える原因は大きく2つあります。
秋の冷えの原因① 夏の疲れ、夏の食生活のなごり
暑い時期には、体力や食欲が低下します。体がだるい・食欲がないといった不調の症状が出ると「夏バテ」と言いますね。しかし、夏の疲れは遅れてやって来ると言われています。夏の疲れが蓄積して秋になって不調の症状が出ることがあるのです。
また、特に今年の夏は外出もままならず、いつにも増して冷房の効いた部屋にいる時間が長かったのではないでしょうか。
また、ついつい冷たい物をとりすぎて内臓も冷えていき、血流が悪くなります。夏の生活のまま、冷たいものを飲み続けるとどんどん体は冷えてしまいます。
秋の冷えの原因② 1日の寒暖差
夏から冬に向かう季節の変わり目である秋は、朝晩は気温が低く涼しくなる一方で、日中は気温も上がりまだまだ暑い日も続きます。秋の気温差は昼と夜で10度以上になることもあり、日中の気温に合わせて薄着で出かけると、夕方から夜にかけて寒さを感じることもあります。
このように寒暖差や夏の疲れが重なることで体の冷えを感じるとともに、自律神経が乱れ、さまざまな不調が現れやすくなります。だるさを感じたり疲れやすいくなる、頭痛や肩こり、食欲不振や胃腸の不調など様々な症状が見られるのです。
夏と同じ生活を続けていると、体が冷えた状態が続いてしまうため、体を温める生活にシフトすることが必要です。冷たい飲み物を避け、常温や温かい物を飲むように心がけましょう。
また、生野菜は加熱した野菜に比べ消化・吸収に時間がかかる傾向があるので、胃腸が弱っている時は体に負担をかけてしまいます。蒸したり焼いたり、加熱してとるのがおすすめです。本格的な冬を迎える前に、食生活から見直してみましょう。
体を温める食材を使って体温アップの食習慣を身につけましょう
夏に旬を迎えるきゅうりやトマト、スイカなど野菜や果物には体を冷やす働きがあることはよく知られており、夏は生野菜を食べる機会が多いですね。
秋は、夏の疲れや寒暖差による冷えをとりるためにも体を温める働きがある食材をどんどんとりたいものです。体を温める働きがあるのはこの季節に旬を迎えるジャガイモやサツマイモなどの根菜類です。土の中に埋まっている食べ物はカラダを温める役割が、土の外に生る食べ物はカラダを冷やす役割があります。ジャガイモやサツマイモなどの根菜類は体を温めてくれるため、この時期にぴったりの食べ物です。
重ね煮なら面倒な皮むきもなし。鍋に、たっぷり野菜を重ねて煮るだけで深くまるい味わいのおかずや味噌汁ができ上がります。
ぜひ、体を温める根菜をはじめとした季節の野菜をたっぷりとる体温アップの食習慣を身につけて、冬に向けて体を整えていきましょう。
執筆者
重ね煮リサーチャー 仲 あき子
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仲あき子
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