子供が高熱を出して辛そうにしていると、少しでも冷やしてあげたくなりますよね。そんな時に、何を使っていますか?
以前は、氷枕やアイスノンを常備している家庭が多かったですが、いまはドラッグストアでもあまり見かけなくなりました。保育園や小学校では、急な熱への応急処置として「冷えピタ」のような冷却シートを貼ってくれることもあります。冷却シートは手軽に使えて便利ですが、「冷たくて嫌」という子供も多いのです。実際に、我が家の子供たちも、冷却シートは「冷たい!」と言ってすぐにはがしてしまいます。微熱程度ならいいのですが、39度近くの熱になってくると、さすがに外からも冷やしておきたいというのがママの本音ではないでしょうか。
今日は、そんな冷却シートを嫌がる子供の発熱時の手当てについてお伝えします。
「冷却シートが嫌!」には
子供だからこその理由があります。
大人が使うと気持ちよく感じる冷却シートですが、子供にとっては強い刺激が長時間続くので不快に感じることがあります。
冷えピタなどの冷却シートは、水の気化熱を利用することで冷却効果を得ています。濡れタオルも同様に水の気化熱を利用して皮膚温度を下げますが、冷却効果は一時的で緩やかです。効率という点から見ると、冷却効果が強く、長時間持続する冷却シートは便利ですが、大人よりも皮膚が薄い子供にとっては、刺激が強すぎることもあります。同じ理由で、氷枕やアイスノンも「冷たくて苦手」と感じる子供は少なくないのです。
でも、熱で辛そうな時には、身体の外側からも冷やしてあげたいですよね。そんな時は、家庭にあるもので手当てをしてあげてください。
冷蔵庫にあるもので大丈夫!
子供の熱を自然に取ってくれる野菜枕
熱が高いのに冷却シートや氷枕を嫌がって困った時には、冷たさを感じさせずに熱を取ってくれる野菜枕を試してみてください。野菜枕は、頭の下に置くと自然な冷たさがあり、熱を吸収してくれます。先日、5歳の息子が夜中に40℃近い熱を出したのですが、水分補給をしつつ野菜枕で冷やしていると、翌朝には37℃台前半まで解熱していました。葉物野菜で熱がとれるなんて、最初は信じられませんでしたが、効果は抜群です。風邪をひきやすいこれからの季節、ぜひ覚えておいてください。
野菜枕の作り方
- キャベツなどの葉物野菜を大きめの千切りにして、枕カバーや布製の袋に入れて平らにする。
- 布団が汚れないように、タオルを巻いて頭の下に置く。
冷蔵庫にある野菜で出来るので、夜中の急な発熱でも対応でき、覚えておくだけでママの安心に繋がります。いつもと違う様子があれば、すぐに受診が必要ですが、緊急性が無い場合は、様子を見つつ、子供に負担のない方法で解熱をサポートしてあげてください。
台所は家庭の薬箱です。
執筆者
重ね煮リサーチャー 竹内ゆき
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竹内優貴
ワーママにこそ、重ね煮を知ってもらいたい!月の半分は病児保育を利用していた息子が、年に数日しか保育園を休まなくなったきっかけは重ね煮。保育園からのお迎えコールに悩みながらも、仕事も自分の時間も諦めないワーママに役立つ重ね煮の知恵をお届けします。
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