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幼児の「野菜を食べない」偏食はなぜ起きる?そのワケと解決方法

幼児の「野菜を食べない」偏食で悩むママは少なくありません。ママは子どもに体の健康や成長のために栄養バランスよく野菜も食べて欲しいと思うのはごく自然なこと。

 

色々な方法で野菜を工夫して料理したけれど、どれもダメだったというママに、今回試していただきたい調理方法とレシピをご紹介します。

 

ママを悩ます幼児の偏食事情と調理の工夫

西友が3~10歳の子どもをもつ両親(1000人)を対象に、子どもの野菜摂取実態を調査した結果、約9割の子どもに野菜の好き嫌いがあります。子どもが野菜を全く食べない頻度では、「毎回」が約1割、「ときどき」が約2割、「たまに」が約2割を合わせて半数近くの子どもが野菜を全く食べないことがある状況です。

 

多くのママが偏食対策として料理の工夫をしています。野菜を小さく刻んだりすりつぶしたりして好きなメニューに混ぜるなど様々です。共通点は見た目も味も「隠す」「ごまかす」方法であること。

 

けれども、子どもにバレて吐き出されるのは、子どもの味覚が大人より敏感であることと野菜の苦手な味が消えていないからです。

 

偏食解決のカギは子どもの味覚にあり!

赤ちゃんが初めて口にする母乳の味は、ごはんをしっかり噛んだ後のほのかな甘みのある味と似ていると言われています。だから、幼児も本能的に安心して食べられる、甘みのある味が好きなのです。

 

反対に、苦味は「毒」、酸味は「腐敗」と本能的に察知します。ピーマンやトマトなど野菜に多い味ですね。その昔、私たち人間は食べ物を探す時、命の危険があるかどうか判断していたのは味です。苦味や酸味は、命を落とす可能性のあるものとして判断されていました。だから、本能的に甘味以外の味を安心して食べられない、苦手となってしまうのです。

 

子どもが野菜をパクパク食べる「重ね煮」調理法

子どもが野菜を美味しいと感じて食べるには、ほんのり優しい甘味があることがポイントです。

 

重ね煮調理で作ると、子どもが苦手とする野菜の苦味・酸味が消えてほんのり優しい甘味がでます。
本当にそんな味に変化するの?と不思議に思われますよね。実際、重ね煮アカデミーは野菜嫌いの子どもがパクパク野菜を完食した!という声をたくさん頂いているんですよ。

 

野菜の性質(陰性・陽性)を利用して多種類の野菜を決められた順番に重ねて水を加えて火にかけると、お鍋の中で陰陽調和の力が働きます。つまり、個々の野菜特有の苦み・酸味などの際立った味が消え、甘味・旨みが最大限に引き出されるので、子どもが食べやすい味に変わります。

 

ごはんと相性ピッタリの重ね煮味噌汁レシピをご紹介します。試しに作ってみてください。

 

重ね煮味噌汁レシピ

<材料と作り方> (5人分)
--------------〇-------------------
味噌               60g・・・・いくつかにわけて一番上に重ね置く
油揚げ              1/2枚・・・  細切り
ごぼう              20g・・・・ささがき
人参               20g・・・・いちょう切り
玉ねぎ              80g・・・・薄切り
じゃがいも            120g・・・  いちょう切り
キャベツ            80g・・・・色紙切り(3cmの長さ)
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水 3カップ
青ネギ  少々

【作り方】
1、お鍋の中に、図のように(一番上が味噌、一番下がキャベツ)順に材料を重ね、水をひたひたまで加えてフタをして中火にかける。

2、湯気が出てよい香りがしたら弱火にし、野菜がやわらかくなるまで煮る。

3、残りの水を足して味を整える。

4、青ねぎを添える。

 

いかがでしたか?
始めは一目で野菜と分かって嫌がるかもしれませんが、「苦手な味だったら食べなくていいから一口食べてみて」と声かけしてみてください。きっと、ほんのり優しい甘味を気に入ると思います。

 

重ね煮リサーチャー
竹内 ひとみ

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竹内ひとみ

竹内ひとみ

<専門分野>料理が苦手、砂糖の弊害
  重ね煮に出会って、疲れにくい体を手に入れ、育児を楽しみ新しいことに挑戦する心の余裕までできました。花粉症、肌の痒み・炎症など多くの症状も改善しました。同じ悩みを抱えている方に重ね煮でどうやったらその症状が楽になるかを伝えています。

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