「今日のおやつは何?」
帰宅後の子供達から毎日聞かれるのはおやつのこと。子供にとっておやつは大きな楽しみの1つです。そんなおやつですが、どんなものを食べたらいいか、市販のお菓子ばかりでいいのだろうか、色々気になるところですね。
今回はそんなおやつについて、どんな役割があるのか、どんなものを食べたいか、お伝えしていきます。
子供にとっておやつは第4の食事
おやつは食事の合間の空腹を満たす以外にも、心を満たしてくれるものですね。楽しんで食べたいけれどスナック菓子ばかりになってしまったり、夕方に食べ過ぎて夕食が食べられなくなってしまったり。
私自身もそのことに悩んでいました。
市販のお菓子ばかりはよくないと思いながらも手作りはハードルが高い。手作りおやつと聞くと、オーブンを使ってクッキーやケーキを焼いたり、手間がかかるもの、手が込んでいるもの。そう思っていました。
しかしおやつとお菓子の役割の違い、おやつの役割を知ると、手間はかけなくてもいいということがわかったのです。
幼い子供にとって、一回の食事では食べられる量が少なく、必要な栄養を摂取するためには小分けに食べる必要があります。だからこそ、おやつは必要な栄養を補う第4の食事として位置づけられ、子供にとってとても大切なものなのです。
おやつを食事の延長として考えると、甘いものやスナックなどのお菓子は嗜好品。おやつとお菓子の違いを考え、楽しみながら取り入れられるといいですね。
どんなものがおやつに向いている?
子供にとっておやつの役割は食事の補助ですが、ついつい食べ過ぎて、本来の食事の前にお腹がいっぱいになってしまうこともあります。
食べ過ぎてしまう原因の一つに、それだけでは満足感が得られないということが考えられます。栄養を補えて、少量でも満足感も得られるおやつはどんなものがいいでしょうか。
本来の食事をしっかりと食べられるように、胃腸に負担が少ないものを取り入れたいものです。穀物や豆類、イモ類などを取り入れ、甘味も少ないものならば、後の食事にも響かず少量でも腹持ちが良く満足できるおやつになりますね。
季節の素材を取り入れて心も体も満足
私が実際に普段からよくおやつに取り入れるものは、その季節の食材を使ったもの。夏ならば寒天ゼリーやトウモロコシの蒸し煮、秋にはカボチャやさつまいもを使ったもの、冬には煮リンゴなど。小さめのおにぎりも用意がしやすい上に子供も食べやすく、おやつに向いていますね。
ボールや泡だて器を用意して、オーブンを温め、「おやつを作るぞ!」と気張らなくても、お鍋ひとつでできてしまう簡単なものです。
自然な甘みを活かし、季節に沿った素材を使えば、栄養価も高く、体にも優しいおやつのできあがり。一緒に手作りするのもいいですね。親子で手作りできる簡単おやつに関してはこちらでもレシピ付きでご紹介しています。
いかがでしたか?子供にとっておやつは不可欠。そして大人にとっても楽しみなひと時ですね。体に優しく心も満たされ、親子のコミュニケーションの場にもなるおやつ時間、楽しんで下さいね。
執筆者
重ね煮リサーチャー 石坂 真紀
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