家族の健康

今から始める春バテ対策!不調を感じる前からできる心と体の整え方

寒い冬を乗り越え、暖かくなる春は外に出て活動しやすくなる季節ですね。一方で春は心身に不調が出やすい季節なのです。

 

春バテを知っていますか?3月から5月頃の季節の変わり目に何らかの不調を感じる人の割合は8割以上との調査もあるように、多くの人が春に体調の変化を感じているのです。

 

今回はそうした春に溜まる疲れやストレス、不調といった春バテを軽減させるために、今からできる準備や対策を私の経験からお伝えします。

 

なぜ春は心身に不調が起きやすいの?

生活環境の変化

春は一年の中でも特に大きな環境の変化が起こる時期。進級、進学、引っ越し、職場や人間関係など、急激な変化が起こります。自分自身ではなくても家族に大きな変化が訪れることもあるでしょう。

 

表にはすぐ出てこなくとも緊張が続くと疲れやストレスは蓄積されていきます。その後5月病とも呼ばれるように不調となって表れるのです。

 

気候

春は温の寒暖差や気圧の変化が大きく、天候も安定しません。時には日ごとの温度差が10度以上になることもあり、体はその変化にも対応しようとします。そして急な環境の変化に追いつかず、負担がかかってしまうのです。

 

上記の2つが春バテの大きな原因と言われていますが、もうひとつ知っておきたいことがあります。

 

老廃物の排出

春になると自然界では動物が冬眠から目覚め、草木が芽吹き、花が咲き始めますね。これらと同様に目覚めや芽吹きが人間の体の中でも起きるのです。

 

冬は寒さで活動が制限され代謝も落ち、老廃物が排出されにくくなります。そして活動的な春になると代謝も上がり、冬に溜め込んだ老廃物を外に排出しようとします。その時、スムーズに排出されないとアレルギーなどの疾患が出やすのです。咳や鼻水、肌の荒れやかゆみも心身の負担になりますね。

 

このように緊張状態が続き、ほとんどの人が感じる春特有の不調。少しでも軽減したいですね。

 

不調を感じる前に!必要なのは慣らし期間

春バテの原因となる急激な変化に対応するため、あらかじめできることは何でしょうか。

 

それは生活リズムと食事を見直し、新生活を迎えるための慣らし期間を設けることです。私自身の経験からお話しします。

 

私が最近経験した大きな変化は数年前の長女の小学校入学です。次女の保育園に加えて長女の学童保育と夕方の送迎が2か所に。また子供の小学校入学に伴い、職場での私自身の勤務時間の変更もありました。日々のルーティーン、タイムスケジュールが変更になるということがあらかじめわかっていたので、新生活に近づけていけるように練習を始めました。

 

まずは生活リズムの見直しです。家族の就寝や起床時間を変更し、私は家事の時間や手順、出勤時間帯の下見など、試行錯誤する時間を設けることで変化の幅をゆるやかにすることを試みました。その場で急に切り替えると負担がかかりますが、準備期間の間に慣らしておくと体の負担も少なく、心にも余裕ができますね。

 

そして食事の見直し。食事は心身に与える影響が大きく、疲れにくい心と体を作るためにも栄養バランスの取れた食事をとりたいですね。

 

食事内容はもちろんですが、バランス以外でも食事に関して準備したいことがあります。小学校入学にあたり娘は給食に対して不安を抱えていました。食べられないものはないだろうか、残さず食べきれるだろうか。そのような不安があったようです。私にも身に覚えがあります。

 

そこで日々の食事では特定の食材でばかりでなく様々な種類の食材を取り入れ、盛り付けは大皿ではなく各自のお皿に盛りつけることで、食べきれる適正量が自分で分かるように準備をしました。それだけでも新生活が始まる前に不安は軽減されますね。

 

食生活が整うと腸内環境も整い、老廃物の排出が進んでアレルギー疾患などの症状も軽減されます。

 

今から準備することで、春の急な生活環境や寒暖差にも対応できる心と体を育てていけるのです。

 

食事を整え、春バテに負けない心と体を作る

生活リズムや食事を整え、春バテに向きあうための慣らし期間を設けることをお伝えしました。そのために今日からすぐできる食事の整え方をご紹介します。

 

それはご飯とお味噌汁を中心とした食事を心がけるということです。たっぷりの野菜が入ったお味噌汁は一杯に必要な栄養が詰まっています。それらを中心とし、油や砂糖を控えた食事は腸内環境が自然と整い、疲れにくく、また不調を感じても回復しやすい体づくりを手助けしてくれます。

 

また旬の食材をたっぷり使うことでその時期に必要な栄養を摂ることができます。

 

春は苦みを盛れという言葉があります。これは自然のサイクルの中で生きている私達は、その変化に対応するために季節の変化に沿って体が求める味覚も変わってくるという、食養生の考え方からきた言葉です。独特な苦みのある春野菜や山菜はミネラルが豊富で溜まった老廃物の排出を促してくれます。ぜひ食卓に加えてみて下さいね。

 

いかがでしたか?今からできる春バテ対策をお伝えしました。新しい環境は不安ばかりではありません。新しい出会いや経験も待っています。今から準備することで不安を少しでも軽減し、楽しみを増やしていきたいですね。

 

執筆者
重ね煮リサーチャー 石坂 真紀

 

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石坂 真紀

石坂 真紀

<専門分野>自己肯定感アップ、料理が苦手
できたの積み重ねで自信をつける!自分を信じて前向きに軽やかに、子供の自主性を信じて応援したい方に。重ね煮を通して「振り回されない自分軸」をつくり、環境の変化にも柔軟に対応できる心を育む手助けをします。

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