夏が近づくと店頭に並び始めるトウモロコシ。甘くてシャキシャキとした食感で、子供も大人も大好きですね。
夏野菜の代表格でもあるトウモロコシは世界三大穀物の一つでタンパク質やビタミンB群、食物繊維も豊富。ぜひ夏の食卓に取り入れたい野菜です。
皮付きのものを買って旬を味わいたい!その一方で茹でるのが面倒くさいと感じたことがあるかもしれません。そこで今回は驚くほど簡単、短時間で仕上がり、しかも美味しいトウモロコシの食べ方をご紹介します。
思い立ったらすぐできる!大鍋やたっぷりの水、不要です。
夏の食事に、おやつに、お弁当の一品にと大活躍なとうもろこし。その加熱法は茹でる、蒸す、電子レンジを使うなど様々な方法がありますね。粒がたったプリプリの食感のトウモロコシを簡単で美味しく丸ごと味わいたいならば、フライパンを使った「蒸し煮」がおすすめです。
私自身も以前は普段使わないような大きな鍋を出したり、たっぷりの水を沸かしたり、その準備が手間であまり食卓に上がらなかったトウモロコシですが、今では夏の子供達のおやつの定番になりました。トウモロコシは体内の余分な水分を取り除いてくれる働きや、むくみの改善、消化を助ける作用もあります。体に負担がかかる夏にもってこいの食材なので、存分に活用していきたいですね。
蒸し煮は大きな鍋でたっぷりの水を沸騰させたり、電子レンジで加熱後に密着した熱々のラップに悪戦苦闘するなど、面倒な作業は必要はありません。それ以外にもなぜ蒸し煮がおすすめなのか、その理由を順番にお伝えします。
手軽さ以外にも!知っておきたい蒸し煮の魅力
フライパンを使うという手軽さ以外にも、蒸し煮で仕上げることには多くの魅力やメリットがあります。これはトウモロコシ以外の蒸し煮でも共通して言えることなので、この機会に確認してみてくださいね。
①時短
暑い夏はコンロの前にいる時間もなるべく短くしたいですね。トウモロコシを鍋で茹でようとするならば、大きな鍋でたっぷりの水を用意して沸騰するまで待つ必要がありますね。一方で熱伝導の良いフライパンでの蒸し煮の場合は火にかける時間はたったの3分。湯を沸かす必要がなく蒸し上がります。
②エコな調理法
蒸し煮にたっぷりの水は必要ありません。使う水はごくわずかなので節水になります。また火にかける時間も短いのでガス代や電気代の節約にもなりますね。蒸し煮は環境にもお財布にも優しいエコな調理法なのです。
③甘さや色が引き立つ
蒸し煮が素早く美味しく仕上がる秘密は水と塩です。野菜自身に含まれている水分を引き出すための少量の水、そして色鮮やかにシャキっとした食感に仕上げるための少量の塩。そして強火で短時間で仕上げることで甘さや色が引き立つのです。
④栄養の損失が最小限
蒸し煮は少量の水で仕上げます。たっぷりの水で茹でることも、水にさらすこともありません。そのため栄養やうまみが水に流れ出ることも少なく、損失が最小限に抑えられます。
作ってみよう!フライパンで3分で仕上げる絶品トウモロコシ
【材料と作り方】
トウモロコシ 1本
水 1/2カップ
塩 トウモロコシの分量の1%(小さじ1程度)
1.トウモロコシの皮をむいて食べやすい長さに切る。フライパンに入れば一本まるごとでも大丈夫です。
2.フタ付きのフライパンに分量の水と塩を加えて沸かす。
3.塩水が沸いたところへトウモロコシを入れ、フタをする。中火~強火にかけ、粒が鮮やかな黄色になるまで3分程度蒸し煮にする。
蒸し煮のポイントは火を弱めず一気に仕上げること。そうすることで色鮮やかで食感がよく仕上がります。
夏休みの子供のおやつとしても最適なトウモロコシの蒸し煮。今年の夏はぜひ食卓に取り入れて旬の味わいを楽しんでくださいね。
執筆者
重ね煮リサーチャー 石坂 真紀
石坂 真紀
できたの積み重ねで自信をつける!自分を信じて前向きに軽やかに、子供の自主性を信じて応援したい方に。重ね煮を通して「振り回されない自分軸」をつくり、環境の変化にも柔軟に対応できる心を育む手助けをします。
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