料理の悩み

料理が苦手なママへ。「レシピ通りに作ったのにおいしくない」から抜け出す方法

レシピ通り作っているはずなのになぜかおいしく作れない。。ということはありませんか?実は、そんなとき、料理をする上で大事なことを忘れていることが多いのです。

料理が苦手な人ほどやっていないこととは!?
料理をおいしく作るために大事なポイントをお伝えします。

 

レシピ通りに作れば完璧!?

料理が苦手なわたしは、レシピ通りに作ることがおいしく作る近道だと思っていました。そのためにレシピ通りに材料を揃えたり、調味料は目分量でなく計量もしていました。

 

もちろん、おいしくできることもあります。でも、時間をかけて丁寧に作っているはずなのに、なぜかおいしくできないことも多く、自分の料理に自信が持てないでいました。

 

今思えばおいしくできない理由は単純です。それは「味見」をしていなかったから。

 

味見は、料理をする上で当たり前といったら当たり前の作業なのですが、料理が苦手な人ほどやっていない人が多いようです。

 

わたしの場合は、レシピを信じきっていたということもあります。レシピを信じて計量した調味料を入れて終わり。食卓について初めて味を確認するということもありました。また、味見をしたところでどう修正してよいかもわからないので、味見して「あれ?」と思っても、まぁいっかとそのまま食卓に並べることもありました。

 

では、レシピ通りに作っていても、味見が必要な理由は何なのでしょうか?

 

レシピ通りに作っても味見は必要です!

レシピ通りに作ったと思っていても、完全にレシピを再現することはとても難しいことです。なぜでしょうか?

 

①食材や調理の仕方によって水分量が変わる

同じ食材でも季節や産地、品種によっても水分量が異なります。そして、熱や調味料を加えることによって調理中に野菜から出る水分量も、調理の仕方によって変わってきます。炒め物をしているのに火加減によって水が多く出てしまったり、水分を飛ばしきれずに水っぽい仕上がりになってしまうこともありますよね。水分量は料理のおいしさのポイントになるもの。水分量が異なるとレシピと同じ塩加減では、味が薄かったり濃かったりしてしまいます。

 

②調味料によって味に違いがある

使用する調味料の種類によっても味に違いがあります。しょうゆの淡口・濃口・・、味噌の米味噌・麦味噌・・といった種類の違いをはじめ、ひとつひとつの商品で塩分濃度や旨味が異なります。塩分濃度が違うため、同じ量の調味料を入れたとしても味の濃さが違ってきます。

 

このように、レシピ通りに作っているつもりでも味が違ってくるため、料理をする上で「味見」することがとても大事なことだとわかりますね。

 

味見の仕方とポイント

では、上手な味見の仕方とポイントをお伝えします。

 

味見の仕方
①調味料は分量の半量をいれて味見をする

②残りの調味料で調整し、もう一度味見をする

 

こうすることで、濃すぎた・・どうやって調整しよう・・と慌てることがなくなります。薄ければ足すことができますが、濃くなってしまったときほどどうしていいかわかりませんよね。

 

ポイント
・何度も味見すると味がわからなくなってくるので、水を飲んで口の中をリセットしましょう。

・味見の時点で、汁物は薄め、炒め物なら濃いめを意識すると、食卓で食べたときにおいしく感じられます。

 

人は体調によって味覚も変わってきますし、完璧な味付けというのを家庭で求める必要はありません。今日はいつもより味が薄かった、濃かったというのがあったとしても、それが手作りのよさとも言えます。

 

味見をすることで自分の舌を鍛えていき、家族みんながほっとする家庭の味を作っていきたいですね。

 

執筆者

重ね煮リサーチャー 小塚 えみ

 

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小塚えみ

小塚えみ

<専門分野>離乳期~幼児期、料理が苦手
元々長女の偏食から重ね煮に出会った私ですが、家族においしいと言ってもらえる 喜びを得て苦手な料理にも少しずつ自信がもてるようになってきました。 いろいろな情報があふれる中で、正しい知識を伝え、私と同じような悩みを持つママの 食の軸をつくる手助けとなるような記事を書いていきたいです。

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