家の中でママが一番長い時間を過ごす場所、それはキッチンではないでしょうか。それだけ生活の中で料理や食事が占める割合が大きく、重要な要素。多くの時間を費やすのですから悩みも尽きません。
特に多いのが「料理が苦手」という悩み。何を隠そう私自身、料理が大の苦手だったのです。数回に分けて苦手だと感じていた原因と、私が料理への苦手意識を克服した方法をお伝えします。
料理が苦手だと感じる理由
私の場合、料理が苦手だと感じていた理由は大きくわけて4つありました。心当たりはありませんか?
1.料理や食事そのものに対する関心が薄い
2.料理の重要性を感じるようになったのに作れない
3.レパートリーが少なく、作っても食べてもらえない
4.準備や片付けに手間がかかる
1つずつお伝えしていきます。
今回は「1.料理や食事そのものに対する関心が薄い」について。料理や食事に関心がなく、料理は作れないと思っている場合の解決法を私の気持ちの変化を交えてお伝えしますね。
食事に関心がない!食べる目的は何ですか?
料理や食事の目的は何でしょうか。何のために食べていますか?
子供の成長に必要な栄養をとるためかもしれません。スポーツをしていれば、練習や試合に耐えられる丈夫な体のために。年齢を重ねたら健康な体を維持するためかもしれません。家族や友人とのコミュニケーションの場であるかもしれません。
しかし、食べることに価値を置いていない場合は、単に食事は生きるための手段であるかもしれませんね。私の場合がそうでした。
大学入学から結婚まで1人暮らしをしていた私は食事はいつもひとり。ごはんはお腹がすいたら食べるもの。価格も安ければそれに越したことはない、と思っていました。
何を食べようかあらかじめ考えなくても、また自分で料理を作らなくても、スーパーに行けば惣菜が売っており、コンビニに行けば何でもすぐに手に入る。時間をかけることなく食べることができてしまいます。目的は空腹を満たすことなので、味付けには無頓着。だから、お腹がいっぱいになればいい。家で料理をしてもどうせ美味しい料理は作れないと思い込み、食事は生きるための義務のように感じていました。
そうした食生活が続いていたら、どうなるでしょうか。料理が苦手と感じる以前に食べることへの関心は更に薄れ、料理への意欲も無くなっていきますね。
私の意識が変わったのは結婚をして家族ができてから。今まで自分ひとりだけのためだった食事に、誰かのためが加わり、幼い頃、家族と食卓を囲んでいた時のように食事は楽しむものだと思い出しました。
どんな気持ちで食べるかで、体も心も満たされる
せっかく誰かに料理を食べてもらうなら、もちろん喜んでもらいたいですよね。また食べたいと思ってもらいたいし、美味しいと思ってもらいたいものです。
ひとりきりでの食事が、誰かと一緒の食事に変わると、食べる目的も変わってきます。相手のことを考えて料理をし、一緒に食事を楽しみたいと思うようになります。そして食事内容や食べ方も次第に変わってきます。美味しいと感じる味付けをしたいし、栄養バランスも気になり始めます。
料理に無関心だった私も、家族のためを思うと次第に料理に価値を置くようになりました。家族の健康のために料理を頑張りたいと思うようになったのです。どんな気持ちで、誰と一緒に食べるか。それを考えるだけで料理ができないと思い込んでいた私が、料理を作ろうと思えるようになりました。
料理に対して関心が湧くと、食べることにも前向きになります。誰かと一緒に過ごす食事の時間、誰かのために作る料理は、味以上に心が満たされます。そうすれば、たとえ自分ひとりのために作る料理や、ひとりきりでの食事であっても自分を大切にでき、生きるための手段だった食事が体を作り、心を満たしてくれるものに変わるのです。
料理が苦手だから美味しく作れない。お腹がいっぱいになればそれでいい。もしそう感じているならば、何のために料理をするのか、何のために食べるのか。ぜひその目的を考えてみてくださいね。料理に対する前向きな気持ちが苦手克服の第一歩です。
※4回シリーズでお伝えしています。こちら↓も併せてお読みください。
①目的が変われば心が変わる←今回の記事
②その一品ができたに変える
③旬の素材を活用しよう
④物が散乱しない調理法
執筆者
重ね煮リサーチャー 石坂 真紀
重ね煮を実践している方の中には、料理が苦手だったという方が実はたくさん!なぜ重ね煮で苦手が克服されるの?なぜ心が変わるの?「365日の重ね煮レターレシピ」はそんな変化のヒントがたくさんつまっています。こちらからチェックしてみてくださいね。
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