料理の悩み

夏バテ防止に飲みたい!子供と一緒に手づくり梅ジュース【レシピ付き】

今年もゴールデンウィークから熱中症に注意が必要と気象庁の3か月予報が出ました。暑い夏になりそうですね。

マスクをして過ごす夏も3回目。暑い中でもがんばって活動する子どもたちの夏バテ防止のためにおうちでできることをしてあげたいですね。

この記事では、夏バテ防止のために気を付けたいことと、梅のクエン酸の効果に着目して夏バテ防止に取り入れたい、手軽に作れる梅シロップの作り方をご紹介します。

 

夏バテの原因と気を付けたいこと

夏バテは暑さの中で体温を一定に保とうとするために起こる自律神経の乱れのほか、大量の汗をかくことで水分だけでなく体の調整に必要なミネラル分も外に出てしまうことが原因で起こります。

 

さらに、夏の暑さによる食欲不振や冷たいものの取りすぎで胃腸が弱り、汗で排出されたビタミンやミネラルを補充すべき食事が十分に取れずに夏バテの症状が進んでしまいます。

 

このように弱った体を整えるのに活躍するのがクエン酸です。クエン酸は、体のエネルギーの源となる炭水化物をエネルギーに代えるのに必要な成分です。

 

エネルギーが不足しているとだるさや疲れを感じやすくなるので、クエン酸をとってエネルギーを供給しやすくする必要があります。

 

さらに、クエン酸は疲労の原因のひとつである乳酸を分解し、胃酸の分泌や胃の活動を促す効果もあるので食欲アップにつながります。

 

夏バテ防止のためには、こまめな水分補給、バランスの良い食事、規則正しい生活、十分な睡眠などが大切ですが、上手にクエン酸を補給して疲労回復、夏バテ防止に役立てたいですね。

 

親子で梅シロップづくりにはいいことがたくさん!

疲労回復、夏バテ防止に役立つクエン酸は、サプリや清涼飲料水に頼らなくても身近なに豊富に含まれていることが知られています。

 

梅シロップや梅干しをつくる「梅しごと」は昔から梅雨の時期の風物詩。保存食にして長く食べられるようにするとともに、この季節の体に必要なものをとる暮らしの知恵ですね。

 

家庭で作りやすく子どもたちも喜ぶのは梅シロップづくりです。

 

梅のへたを取ったり瓶に入れたりの梅しごとは小さな子もできるのが良いところ。

 

梅の旬を感じることができますし、少し大きくなったら梅のすっぱさのもとであるクエン酸が疲労回復に効果があること、砂糖をかけた梅から果汁が出てくる浸透圧の話もできますね。

 

保存料や添加物を加えない手作りの梅シロップで元気に夏を過ごしましょう。

 

梅シロップを作ろう!

梅シロップの作り方を紹介します。青梅とはちみつまたはきび砂糖を同量用意して保存容器に入れておく、というとても簡単なものです。

 

青梅は6月上旬から中旬にかけて出回ります。少し経つと黄色く熟した完熟梅になりますが、完熟梅で作ると甘い仕上がりになりまたおいしいですよ。

 

我が家では、大きな瓶と別に1リットル程度の小さめのプラスチック保存容器に梅と砂糖を入れて子ども用も作ります。軽くて小さな容器なら子どもでもゆすりやすく、なにより「○○ちゃんのうめじゅーす」とラベルを貼るとやる気十分。毎朝出かける時に忘れずにゆすって行ってくれますよ。

 

毎日楽しみに瓶をゆすって、少しずつ果汁が出て砂糖が溶けていきシロップができるのを観察するのも楽しいです。

はちみつを使用する場合は、1歳未満の赤ちゃんには与えないようにしてください。

1歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。

材料と作り方

青梅           1㎏

はちみつまたはきび砂糖  1㎏

保存瓶 3~4リットル容量のもの・・・きれいに洗ってよく乾かしておく

 

青梅とはちみつ・きび砂糖は同量です。作りやすい分量で作ってみてください。

 

1.梅をよく洗ってふきんで梅の水気をふき取るか、数時間おいて水気を飛ばす。

2.梅のヘタを取り除く。小さな子どももママ&パパのまねをしながらできますよ!

3.保存瓶に青梅とはちみつまたはきび砂糖を交互に重ねて入れていく。梅をつまんで瓶に入れるのも子どもたちの出番です!

4.日のあたらない涼しい場所において、日に1度揺すって梅全体に溶けたシロップがまわるように混ぜる。

少しずつ果汁が出てきて、2~3週間後に砂糖がとけて梅がしわしわになったらできあがり。シロップだけを保存容器に移して冷蔵庫で保管します。

 

梅シロップは水や炭酸で割って飲むほか、かき氷のシロップにしたりゼリーを作ったり、桃やりんごのコンポートを作る際に加えるなど色々な使い方ができます。

 

ぜひ親子で楽しく梅シロップを作っておいしく味わいながら夏バテ防止に役立ててください。

 

執筆:重ね煮リサーチャー 仲 あき子

 

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仲あき子

仲あき子

<専門分野>ワーママの時短料理、腸活、食育。 重ね煮に出会って食事づくりが楽しくなりました。食の軸ができると流行に振り回されずに毎日の食卓を整えることができます。ママの自信と家族のおかわり!が叶う重ね煮を一緒に始めましょう!

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